2010年07月14日

【お別れ録音】Teisco EP-8

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 シンライン支柱ありフルアコEPシリーズの初期型、60年代前半の製品です。PUはデュアルモンド風。このPUを載せた製品は現存数が少ないので、けっこう貴重。当コーナーに登場するのも初めてです。

 ただ残念な事にこの個体は、本来2つあるべきPUのうちブリッジ側が欠品でした。それとネック付け根部分のネック起きが激しい。だから弦高をかなり高くセッティングしないと実用になりません。実用になりませんというか、スライド専用機にするくらいにしか使い道のないものです。ですのでロー・ポジションのバッキング+スライドのリードの2パートで録音してみました。

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■エフェクター等は無し

■2010年06月05日録音

タグ:Teisco EP-8
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2010年07月12日

【お別れ録音】COLUMBIA CSG-631

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 1964年にエレキ業界に参入したコロムビア。最初の製品がこのCSG-631。製造元は創業間もないマツモク。両社とも日本のエレキ・メーカーとしては後発組に属しますが、その品質はテスコやグヤ等の老舗よりずっと上等です。というかテスコがダメすぎ。結局、明治期に始まる日本での洋楽器製造、1960年代には既にそれなりのノウハウを蓄積させていたこの楽器製造業界とは無縁の所で創業したテスコやグヤのエレキが、(一時的にせよ)大量に売れたというのも、競合他社が存在しないからこそ謳歌出来た我が世の春にすぎなかったわけで、一旦日本国内にエレキの需要が創出され、楽器製造に関する正規正則のノウハウを持ったメーカーがこのジャンルに参入し始めればテスコに太刀打ちする術は無く、70年代を待たずして市場から排除されてしまう。まあそれも当然といえば当然の流れではございましたね。

 もちろん「マツモク製のエレキが上等」といっても、それは64年当時のテスコ等と比べれば上等という意味で、現代のごく普通のエレキと比べればぜんぜんアレなものである、などという事は改めて申し上げるまでもありません。即ちこれがテスコ以上グレコ未満のエレキなのであり、ですから日本エレキ史上での時代区分の一つであるテスコ以上グレコ未満期の起点年は、このコロムビア製エレキの発売が開始された1964年であると言えるのではないでしょうか。テスコ以上グレコ未満品質のエレキが市場に多く出回るようになるのは70年代に入ってからですが、最初に出現したのは64年。意外に早い時期から存在してたわけですね。

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 それでその、このエレキのサンプル・サウンドとしては何を弾くのが相応しいのかという問題なんですが、

・弾きやすい方に違いはないが、何でもスラスラ弾けるという程ではない。
・破天荒な所がない分、音はまともで、だから逆に「これといった特徴が無い」のでもある。
・まあ「落ち着いたジャズ・トーン」と呼べなくもない音なんですけど、このコーナーでジャズ曲を弾くのは既に何回かやってるから(自分的には)飽きた。
・コロムビアに因み、コロムビア・レコードが出してたエレキ歌謡はどうだろうと思ったんですけど、コロムビア所属でエレキっぽい人といえば舟木一夫とジュディ・オングくらいなものですか……ジュディ・オング、悪くはないですけどね。もちろん舟木一夫のエレキ歌謡だって悪くない☆むしろ良い☆今回は見送ります☆

 色々考えてる内に面倒くさくなってきたのでとりあえず、自分的に一番ブナンな感じのものをちょろっと弾いて見たのが↓

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■バッキングのPUポジションはR。リードはF。
■バッキングにBOSS PH-1。Rate=10時/Depth=2時半

■2010年06月05日録音

なんかつまんないっすね

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 お次は、2octユニゾンのリフでロカビリーっぽいようなのをと考えて作業してみたら、ぜんぜん違うものが出来上がったという作例↓

■アンプとマイクは上に同じ。
■バッキングのPUポジションはF。リードはR。
■リードにBOSS DM-2。設定の記録は無し。

■2010年06月05日録音

これもつまんね

しかしこっちは途中「けっこうグルーヴしてる一瞬」があるので、そこだけは気に入ってます。なにが良かったのかな……

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2010年04月05日

【お別れ録音】Zenon ZES-170

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 ボディ上端を直線にカットしたシェイプが印象的なZenon ZES-170。ゼンオンは、イタリア製エレキのデザインに特徴的な、ある種のモダニズムを最も上手に模倣・吸収したメーカーだと思います。セレクタ・スイッチもラジオ・ボタンだし。

 見た目は最高にカッコいいんですが、楽器としてはダメですね。私はZES-70と170の2本を手にしましたが、両方ともまずPUの出力が小さすぎ。ネック周りはまともな方ですが、なんか
「これ、楽器じゃないな」
という感想を抱いてしまうようなブツなんです。ゼンオンはエレキの生産を始めるよりずっと以前から生ギターを作ってるんだから楽器製造のノウハウは持ってるはず、それにしてはエレキがダメすぎで、これちょっとどうした事かと思います。

しかし、真性ゴミエレキでしか表現し得ない音の世界というのもまた、確実に存在する(のではなかろうか

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■バッキング(巻弦リフ)のPUポジションはF。コード・カッティングはR。
■コード・カッティングにBOSS DM-2。設定の記録無し。

■リードのPUポジションはMix。Rhythm/Soloスイッチを"Rhythm"に。
■歪みはVOX DISTORTION BOOSTER MODEL V830。Drive=2時/Tone=Full

■2010年04月録音

 この録音は、

・ゼンオンはイタリア風モダニズムなエレキ
・だから音ネタもイタリアにちなみたい
・しかしイタリア風の音ネタってなんだ?本場イタリアのモッズ?
・あるいはマカロニ・ロカビリーとか?
・まあ私的には、ぜんぜん知らない世界なんで

とか思いながら作業してたら「こうなっちゃった」という作例です。しかし作者自身はこれ、けっこう気に入ってます。やはりギターがダメすぎな場合、「悪いのはボクじゃない」と思えるから気が楽だ。当コーナー的に目新しい点は、リード・パートにリズム・スイッチ・オンの音を使った事。これはツネマツマサトシ@フリクションの音が「いとも簡単に出せる魔法のスイッチ」なので、そういう作例もなにしたいとは思ってるんですけど、コードフォームが分からないよツネマツさん。VOX V830はわりと普通のディストーション、なのにこの音。それってすごい事なんじゃないかなあ。使い道によってはゼンオンも、悪くないかも知れませんね。

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2010年04月04日

【お別れ録音】Teisco EP-200L

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 支柱ありシンライン・フルアコは60年代日本製エレキの世界ではスタンダードな存在ですが、その「へなちょこっぷり」はまた、60年代日本製エレキのダメさ加減を象徴するものでもあります。

 なんですけど実は、この「ヘナヘナ箱エレキ」でしか作れない独特のグルーヴ感があるような気がしてきたんですね最近。「ヘナヘナな音でグルーヴしまくる偉人」といえば、それはつまりコーネル・デュプリー師の事ですけれど、

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コーネル師はテレ弾きなのであり、箱エレキは用いません。しかし師の、あのヘナヘナしたプレイっぷりとトーン・ニュアンスに似た音を出せるのは案外、60年代日本製の支柱ありシンライン・フルアコなのではなかろうか?そんな風に思えてきた今日この頃なのです。そんなのは私一人の勘違いでしょうか?コーネル師の名誉のためには、勘違いであって欲しいという気もします。だってテレ弾いてるのに日本製ゴミエレキみたいな音がしてるのってカッコわるー

*)キング・ピンズ加入当初のコーネル・デュプリーは自分の音が気に入らず、楽器を色々持ち替えたりテレの改造を行ったりと、試行錯誤の数年間を過ごされたようです。

 しかしグルーヴとは「ユルいところ」がないと生じない性質のものです。

*)みたいな言い方は独断に過ぎるというなら、「ユルいところがあってこそ発生・作動する、そういうスタイルのグルーヴもある」という風に言い換えてもいいですけど、

ともかくユルいところというか「空気の通り道」というか、あるいは「危なっかしいところ」みたいなものがあった方が活性化する、そういうスタイルの音楽もあり、60年代日本製の支柱ありシンライン・フルアコは案外、そういう系統のグルーヴを作るのに適したギアなのではなかろうか……そんなことはないかなやっぱり。ともかく、支柱ありシンライン・フルアコの中でも、ビヨーンと間延びしたボディ・シェイプでユルさを極めたEP-200Lの音はこんな感じ↓

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■バッキングのPUポジションはF。リードはR。
■後半のリードに掛けてるタッチ・ワウはBOSS AW-2。RATE=2時/DEPTH=3時半/MANUAL=9時半/SENS=8時半

■2010年04月録音

 1コーラス12小節を5回やってるんですけど(6回目のアタマでF.O.)、冗長というか「無駄に長かった」という反省がございます。編集し直して1コーラス間引いたって良いんですけど、面倒くさいのでこのままUP。バッキングの方はわりと気に入ってるので、そのうちリサイクル使用するかも。

 60年代後半になるとテスコの品質も向上し多少は弾きやすくなる、とはよく言われる事です。しかし「弾きやすい」といってもそれは「以前のテスコと比べれば」なんぼかマシという話しなのであって、ダメな部分はやっぱりダメ。フレットは相変わらず薄っぺらい。このEP-200Lはずいぶん「まとも」な方なのでスラスラ弾ける部分は多かったです。しかし調子に乗ってると「テスコの壁」に激突しバコン!を発生させてしまう、という事をくり返してますな↑の録音。

 ボスのAW-2ってなかなか良いものだと思うんです。機能的にどうとかいう事より、「音色が明るい」のが長所。明るいというより「陽気」。ワウは「陽気」なものと「妖気」漂うもの、この2タイプを持ってれば鉄壁。

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2010年04月03日

【お別れ録音】Kawaiの2PUモデル(型番不明)

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 "Hound Dog Taylor"PUが2発載ったカワイ。型番は不明ですが、ハウンド・ドッグの使用機(SD-4W)よりも以前の、わりと初期のモデルだと思います。

 カワイのエレキといえばハウンド・ドッグの、まさにハウンド・ドッグなあの音を思い浮かべる方が多かろうと思いますけど、実はこのPU、直流抵抗値が2.7〜2.9kΩくらいしかないんですね。音ちっさいです。おまけにV.Potは35kΩ。一体何を考えてこの値を選んだのか?ともかくこのモデルの素の音は、そういうものです。

 楽器全体としては、60年代日本製のものとしてはかなり「まとも」です。ネック幅が狭すぎる・握りが丸っこすぎるという点を除けば、弾きやすさもなかなかのもの。私はもう1本カワイを持ってるので(SD-3W)、ハウンド・ドッグな音等は後日なにする事として、今回は軽くさらっと、Hound Dog Taylor PUの素の音をご披露

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■バッキングのPUポジションはMix。リードはF。
■バッキングにBOSS DM-2。設定の記録無し

■2010年04月録音

 当コーナーの音ファイルは全て、DAW上の編集・細かい切り貼り作業を行って仕上げてあります(一番初期のRoland R-09で録音したものは除く)。しかし今回のリード・パートは一発録りの無編集です。ゴミ・ファイルの山を築くに過ぎない当コーナーも1年以上続けていれば、段々内容も向上し、最近ようやく、
「おお俺も、1 takeでキメれるようになったぜ!」
っていうならステキなんですけど、実際はどうだか。

 ざっと一通り弾いてみて、これ以上付け加えるべきものも思い付けないし、プレイバックしても「まあこんなもんじゃないか」としか思えない。要するにマンネリって事ですか
 バッキングも12小節目で1カ所切り貼りしただけの2 take。切り貼り編集がないと30分くらいで作業終了してしまいます。

 録音した直後はこれでOKと思えたんですが、後日聴き直すとやっぱり、ぜんぜん弾けてないし弾き足りてないですわこれ。まあ「まだまだ良くなる余地が残ってるぞ」と思える内が花ですかね。いや逆に、自分の年齢を考えると「余地が残ってる」なんて考えは青臭くてダメなのかも。

タグ:KAWAI BOSS DM-2
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2010年04月02日

【お別れ録音】Ibanez TS9 & Guyatone LG-880"MARROLY"

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 チュブスクとマロリーの組合せです。そろそろマロリーの音もうpしとかないとと思い作ってみました。TS9は1stリイシューで、これの音の関しては(私個人的には)ぜんぜん興味なしなんですけど、TS9と同じ日伸音波の製品・Maxon D&S IIとマロリーとの組合せ、これがある意味”黄金のコンビネーション”ではないかと思ってるので、後々の参考のためTS9とマロリーの組合せの音も記録しておこうと思った次第。

 D&Sとマロリーの組合せがどういう意味で”黄金”かというと、1970年代中頃くらいまでの和ロック(歌謡ロック)等で耳にする事の多い、あの
「ダサくてヘボい歪み・湿っぽくて抜けの悪いロック・ギター・サウンド」
が、マロリー+D&Sでいとも簡単に再現出来てしまうんですね。いえべつに、そんな音が再現出来たからって嬉しかないですけど、ネタとしてそういうのが必要になる場合もあるんじゃないかな。というか、この組合せで「もろそれ風の音」になってしまうのが可笑しい。

 というわけでマロリーをTS9で歪ませた音なんですけど、なんかこれでも充分「和ロック」してますか?っていう

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25
■マイクはAUDIX D-1
■リード(マロリー)のPUポジションはF。
 TS9の設定はDrive=4時/Tone=2時 
■バッキングはヤマハのストラト・コピーSR-700です。PUポジションはセンター。
 TS9の設定はDrive=12時/Tone=3時

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■2010年04月録音

 音が和ロックというより、弾いてる内容のダサさが和ロックかもねと思うと、嬉しいような恥ずかしいような腹立たしいような気持ちになりますけど、同じ手癖フレーズを多用しすぎたのは痛かった。そういうのはドラム&ベースを加え適度にマスクすれば改善するかも知れないんですけど、今回は裸のままで晒します(作り足すのが面倒くさい)。
 音色的にはこれ、和ダス・ブリッジのキャラによるところが多いかも。

 TS9とD&Sを比較したいんだからD&Sを掛けた別パートも加えるべきだったんですけど、このファイルの録音は、なぜか6時間もの長きに及ぶ作業となってしまったので、他にもう1パートを足す気力は残ってませんでした。バッキッングのパターンを決めるだけで2時間近く掛かった。

 実は、マロリーをこんな長時間弾き続けたのは今回が初めてで(リハスタで使っても、せいぜい2時間ですからね)、翌朝目覚めた時、首の左後の筋が凝り固まって寝違え・というより「むち打ち症」みたいな状態になってました。顔を右に向けれないし、痛くて苦しい。しかたないので整体のお世話になりましたよ。マロリーのせいだけじゃないのかも知れませんけど、関係ないはずがない。以上をまとめると;

★マロリーは和ダス効果もあり、ダサい音が簡単に出せる
★首や肩に危険

 購入を考えてる方は参考にしてください。

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2010年04月01日

【お別れ録音】PleasantのBurns風モデル(型番不明)

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 このコーナー用に作った音源は、どうも無駄に口数の多いチョロチョロ弾きみたいのばっかしでダサいから、たまには「ロング・トーン主体でエレキの音の美しさを充分に聴かせる」、そういう作例もなにしてみたいものです。

 PleasantのBurns風モデル(型番不明)。このPUのポールピースの直径はやや太めで、ポールピース部分を除くほぼ全体がメタル・カバーで覆われてる。音色は、概ねその外観から予想される通りのものと思います。ボディ・シェイプが英国Burns風で、PUもBurnsのによく似せてある。アメリカ発祥のサーフ・インストをヨーロッパの人が解釈し直した音色、を東洋人が真似てみた音色、って事になるんでしょうか。ストラトのPUにメタル・カバーを付けたら似たような音になるのかな?

 というわけでこのエレキは最初に書いた「ロング・トーン主体で美しさがどうとか」に適してるのではないかと思い作ってみたのが↓なんですが、美しさとか以前に、ノイズ大杉をなんとかしろよっていう

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはAUDIX D-1。
■バッキングのPUポジションはR。リードはF。

■ベースはYAMAHA BB-1200(フレットレス改)→Line6 POD Farm。
 USB I/O(GX)のヘッドフォン・アウトをDAW用I/O(MindPrint AN/DI PRO)にプラグ・イン。
■POD Farmの設定は、アンプ=ベースマン/BASS=10/LoMid=6.5/HiMid=5/Treble=7.5
 キャビネット設定のRoom=12%(近い)/マイク=20Dynamic。
■リズム・パートはKORGのエレクトライブ。プリセットのC-32/BPM=70。

■2010年04月頃録音

 ノイズ多いのはまあいいとして(よかないですけど)、サスティンも短いっすね。ですのでこういった曲調のものを弾くためのエレキとしては役不足だったと、録音作業を始めてから気が付く俺はいつもながら迂闊だ。予定ではもっと白玉オンリーなものになるはずだったんですこれ。

 バッキングのアルペジオは(チューニングを微妙にずらした)同じものを2度録音し、LRに振り分けてあります。いわゆる「ナチュラルなコーラス効果」なんですけど、完全にLRに分離させるとコーラス効果は生じない、逆にモノラルにするとコーラスではなく音痴になってしまう。意外に微妙なものです。

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2010年03月03日

【お別れ録音】Firsrtman S2-A & electro-harmonix HOLYGRAIL reverb & Teisco BS-101

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 S2-AはFirsrtman最初期の製品、というよりテスコ絃楽器が持て余していた余剰在庫をFirsrtmanブランドで売り捌いたというにすぎない製品。しかし、この個体のPUはLIVERPOOL SPECIALに用いられてるのと同じものが載せられてるので、S2-Aの中でも比較的後期に製造されたものかも知れません。

 ボディは当コーナーに概出のNormaと同じもの(f孔の位置が違うだけ)。ネックも多分同じものなんですが、ネックまわりの状態はNormaよりも今回の個体の方がずっと良好だった。というわけで、クラシック曲をエレキで弾くののリベンジだ↓

■PUポジションはF。
■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはOFF/ロー・カットはOFF(M)。アンプとの距離は約50cm。スピーカーの中心をやや斜め上から狙う。
■エレハモの設定、リバーブ・タイプはhallでツマミはセンター。

■2010年03月頃録音

 リバーブをどばぁっと掛けてますが、これはエレハモ・HOLYGRAIL。生産中止になって以来中古価格が高騰してる人気商品。リバーブを深く掛けると演奏技術の未熟さがマスクされ、アラが目立たないからステキだ。風呂場で歌うと気分が良いのと同じ事ですね。
 ですので、比較的状態良好なFirsrtmanとしゃぶしゃぶリバーブの組合せなら、なんちゃってクラシックの録音はすーいすいだぜえ☆と思ったんですが、録音作業中というものは多かれ少なかれ耳がダンボになるものです。そういう耳で聞く演奏のアラというものは、やはりアラでしかないのであり、リバーブがたっぷり掛かってるアラというのは「リバーブまみれになったアラ」にすぎないのであり、だから結局いつも通りの細かい切り貼り作業で体裁を繕う必要があったですよ。
 しかしリバーブたっぷりのトラックを切り貼りするのは面倒なものです。ドライなトラックに比べ、編集の自由度が制限されてしまう。それでグズグズ作業してたら↑の録音を仕上げるのにえらい時間がかかってしまった。
だったらドライで録って後からリバーブを足すっていう、普通の作業手順にすりゃよかった。
やってる事がチグハグでござんすね。

 エレキのPU・フロント・ポジションというものは大抵、ハーモニクスをきれいに拾ってくれないものです。ですので7Fのハーモニクスを多用するこの曲を弾く場合は、リアかミックスを用いるべきなんですけど、Firsrtmanのこの楽器はフロントでもそこそこハーモニクスが鳴るので、今回の録音ではフロント・ポジションを用いました。リアでは音がカリカリすぎ、という事もありましたし。

テーマに入ってからの最初のメロディ音(1弦5FのA)には装飾音を付けるべきなんですけど(1Fからのグリスアップ)、Firsrtmanのこのネックではそれが非常に難しかったので省略。まあ「60年代日本製エレキとしては弾きやすい方」だといっても、普通(あるいは世界標準)な意味での「弾きやすい」ではない、という事です。

この曲は中間部の、長調に転調にしてからの方が難しい。私は弾けません(笑い)。ですので今回もフェードアウト。この部分は弦テンションが緩くネック幅の狭いエレキより、普通のクラシック・ギターの方が弾きやすいですみたいな言い訳も付け加えておきましょうか。

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お次は、ベースも加えた3パート・マルチで柳がどうとかこうとか

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはON/ロー・カットはセンター(2段カット)。アンプとの距離は約10cm。スピーカーのほぼ真正面を狙う。
■バッキングのPUポジションはR。リードはF。
■バッキングにのみエレハモのリバーブ。リバーブ・タイプはspringでツマミは1時。

■ベースを鳴らしてるのはLine6 POD Farm。USB I/O(GX)のヘッドフォン・ジャックからの出力をDAW用I/O(MindPrint AN/DI PRO)にプラグ・インするという杜撰接続。
■POD Farmの設定は、アンプ=ベースマン/キャビネット設定のRoom=60%(遠め)/マイク=Tube47。

■2010年03月頃録音

 ベースのTeisco BS-101は、私は今までに3本くらい所有しましたが次々と手放し、手元に残った最後の1本も今回ついに放出。製造時期によってバージョン違いが何種類かあるBS-101のうち、この個体は最初期の仕様のものです。
 常識的な事を言うと、このベースに実用性はありません。だけど音は良い。個人的な好き嫌いで言ったら好きな楽器だし、(宅録用としてだけでも)実用化させ「常識を覆す・見返す」という事をしてみたい気持ちもあった。でもそれは断念しました。実用化が困難という事ではなく、ブリッジ交換・フレット交換・スポンジ・ミュート装着などの改造を施せば、わりと普通に使える状態にはなると思います。しかしそういう手間を掛けるより先に、他にもケアしないといけない楽器が家にはまだまだ沢山あるし、それほど改造を施さないでも実用品とする事の出来る人もいるかも知れないし、あるいはオリジナルの状態のままで壁掛けとして楽しみたい人もいるかも知れないし等々等々。

 この楽器を現状のままで使う場合、まず問題になるのが音程の悪さなんですけど、↑の録音では楽器全体をやや低めにチューニングし、押弦時は常にベンドあるいはビブラートを掛けるというやり方で、この問題の解消を試みてます。

解消を「試みた」だけで、実際はぜんぜん解消されてないかも知れませんけど

 しかしギターの方も、言っちゃなんですけどアレな代物ですから、ベースのアレとギターのアレがブレンドされ、絶妙な何かがなにしてると言えるのではなかろうか?というか古いジャズの録音の音程なんて概ねこんなもんだと思うみたいな開き直りで今回は了。

 ギターのコード弾きにエレハモ・HOLYGRAILのspringを掛けてます。このエフェクターの売りはspringだと思うのですが、こんな控えめというか半端な使い方の音しか残せなかったのはちょっと残念。定番のテケテケとかをやっても良かったんですが、そういうのはつべに沢山UPされてるんじゃないかと思います。

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2010年03月02日

【お別れ録音】YAMAHA FG-130

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1972年6月発売/当時定価¥13,000-
総合板の廉価な小型フォーク・ギター。ヤマハらしく堅実かつ無難な造り。

 という以外、とくにコメントすべき事もないような製品なんですけど、状態良品ならぜんぜん普通に実用品になるものですし、それが数千円@ヤフオクで手にはいるならお買い得というか、値段相応の働きは期待して大丈夫なものだと思います。値段相応=数千円分って事ですが。

 ただ、私の入手した個体は残念な事に「ロッドがほとんど効かず&ブリッジ周辺の表板が持ち上がってる(ハラミ)」という状態で、つまり楽器としての寿命が尽きつつあるものでした。それでもコンパウンド弦を張ればネックは心持ち順反り程度に収まり、更にサドルを目一杯低く削り、そこそこ実用可能なセッティングにまで調整するする事が出来ました。

 ところで、私がコンパウンド弦というのを購入したのは今回が初めてです。ギターを弾いてウン十年の俺様がコンパウンド未経験だったとは驚くわ。しかしちょっと使ってみたところの感想を言うと、コンパウンド弦ってそれほど良いものとも思えませんでした。というか、鉄弦と比べ弦自体の持つエネルギーがあまり大きくないから(なのか?)、総単板の楽器でないとコンパウンド弦の良さは引き出せないような気がします。

 そうではなくて、合板アコギはボディが鳴れば鳴るほどベニヤー感が強調されて痛いのが弱点なのだから、むしろ鳴りが抑えられるコンパウンド弦の方が合板アコギには向いてるはずだ、とも考えられる。しかしそれは机上論というものか?ともかく合板アコギにコンパウンドを張った音はこんな感じ↓

■バッキング(アルペジオ)の収音はMXL600。
■リードはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはOFF/ロー・カットはMax(S)。楽器との距離は約20cm。

■2010年03月頃録音

 今回の録音から、収音用マイクにSENNHEISER MD 441Uが加わりました。このマイクについてはいずれ別項を設けてコマゴマとなにする予定ですけど、とりあえずここでは、

★楽器との距離20cmでロー・カットMaxでこの音。すごく特徴のあるマイクですねというか癖が強いというか変わってるというか。ぶっちゃけ使いづらいというか使い方がよく分からないというか

という感想。いやこれは、どういう場面にどういう意図で使うべきものなのか、それが今のところサッパリ掴めてないだけで、実際はすごく良いマイクなんだとは思いますよ(たぶん)。

 バッキングはフィンガリング・ノイズを拾いすぎたのが失敗。マイクの立て方が下手くそ。そもそもMXL600というチョイスが間違いだと思われるかも知れませんが、今回はゼンハイザとの比較をしたかったのでこういう組合せにしたのです。そのうちゼンハイザの使い方が分かってくれば、バッキングもリードも両方ゼンハイザで、それぞれに最適の設定を選び2パートを録り分けられるようになる、んじゃないかと思いますというか、それが出来なければこのマイクを持ってる意味なんてありませんよね。

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2010年03月01日

【お別れ録音】Teisco K-4L Marshall MG30DFX Teisco BS-101

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 K-4Lはテスコの代表的機種だから、私もこういうサイトをやってる手前、弾き易さだとか実用性の有無だとかは度外視しても所持しておかねばならぬアイテムであろう。

 というような理由で手放さないでいたK-4Lなんですけど、やっぱり弾きづらすぎなんで放出しました。こういうのは人それぞれで、「K-4Lがとくに弾きづらいとはおもわない/むしろ弾きやすい」という人もいるのだから、「ダメだぁ」と思ってる奴が所有し続けるよりも「好きだ」と思える人の手に渡った方が楽器にとっても良いにちがいない。

 私だってK-4Lは好きなんですけどね(見た目が)。ただ「壁掛け用途限定」の物件を所有してる余裕が、今の私にはありませんって事です。

 というわけで、K-4Lを手放すに当たってはいつも以上に詳細な音の記録を残すべく、はりきって録音作業に臨んだのでしたが、K-4Lはひきづらいひきづらいひきづらいという観念が凝り固まってるせいか、いつも以上に凹む仕上がりとなってしまったのは残念な事です。

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 今回UPするファイルは3つで、その内の1つはMarshallのアンプ&テスコのベースと組み合わせてあるんですが、まずはいつものYAMAHAのアンプYTA-25で鳴らした音から。4パートのマルチです。

■収音マイクはAUDIX D-1(もしかしたらD-4)
■ベース・パートのPUポジションは1+2+4。3点セレクタはBASS。エフェクターはMAESTRO PHASERで、設定はBALL=7/SPEED=3。
■チクタク・ベース風パートのPUポジションは4。3点セレクタはSOLO。エフェクターは無し。
■アルペジオ&コード弾きのPUポジションは4。3点セレクタはSOLO。エフェクターはBOSS DM-2。
■ソロ(33小節目〜)のPUポジションは2。3点セレクタはSOLO。エフェクターは無し。このパートだけアンプはTeisco MODEL 71C。

 私は最近、逆スイープを手癖フレーズにしようと思ってるのです。逆スイープと言っても「なんちゃってレベル」なものですけど(指弾きだし)、これは早弾きをしたいんじゃなくて手癖の数を増やすことに主旨があるので「なんちゃってレベル」でぜんぜんおk。

 手癖フレーズの数は、多ければ多いほど良い(んじゃないかな)。20や30とか、そういうスケールの小さい事は言わず、理想的には「はっせん」くらいは欲しいところ。みたいな事はさておいて、

 この録音では後半から出てくるソロ・パートの中で逆スイープを使ってます。指弾き逆スイープは親指の爪の背中側か人差し指を使う。それはどっちでも良いんですが、私のやり方は「タッチを深く、指先をボディにグチャっと押しつける位のつもりで弾く」というもの。しかしK-4Lでそれをすると、右手の下に居並ぶ地雷群(4PU)がバコバコを発生させるので、タッチは浅めにするしかない。しかしK-PUというのは、その浅くなったタッチ、言い換えれば「楽器の上っ面を恐る恐る撫でてるだけのヘボ」を、実にリアルに表現してくれるPUなんですねえ!さすが評価の高い製品だけのことはあるとも言えるし、
★迷惑このうえないギア
であるとも言える。まあ歪ませてしまえば気にならなくなるかも知れないんですけど。

K-4Lがピッキングニュアンスを良く拾うのは、PUだけではなくアルミ・ピックガードが生み出す疑似セミアコ的(ブリキ缶っぽいともいう)な特性も関係してるかも知れません。

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次もYAMAHA YTA-25で鳴らした4パート・マルチなんですけど、全パートにエフェクターを掛けてます。

■収音マイクは同上。
■初っ端のアルペジオの、PUポジションは1+4。3点セレクタはRYTHM。エフェクターはBOSS CE-2で、設定はRATE=9時/SPEED=3時。
■ベース風パートのPUポジションは1+2+4。3点セレクタはBASS。エフェクターはMAESTRO PHASERで、設定はBALL=7/SPEED=3。
■タッチ・ワウ8分刻みのPUポジションは4。3点セレクタはSOLO。エフェクターはBig Jam SE-2 Spit wahで、設定はUP/LP/SENS=80%/RESO=35%。
■21小節目からのリード・パートのPUポジションは4。3点セレクタはSOLO。エフェクターはPOS DT-1 DISTORTIONで、設定はTONE=2時/DIST=2時。DAW上でディレイを足してます。
■リズム・パートはKORGのエレクトライブ。

 一発目の録音を終えた所でガックシきて、気持ちは冴えないし何を弾こうか思い付けないし、結局エフェクター遊びでお茶を濁してみましたという。

エレクトライブを入れたのは、最近これを買ったばかりだから使ってみたかった、ただそれだけの理由。

 でもここでMAESTROのフェイザーを使ってみたのは面白かったです。MAESTROはコッテリ掛かる方のフェイザーで、そういう意味ではエレハモとだいたい似たような音なのだけど、K-4L→エレハモでは、ここで聴かれるような「低域はブーミーに膨らむけどMod.はちゃんと掛かってる」という音は出せなかったんですね。
「ちょっと聴いた感じではわりと似てる2つのエフェクターでも、K-4LのセレクタがBASSという設定(普通のエレキのトーンを絞った状態と同じ)で組み合わせると全く違った反応を示す。」
という点がとても面白かったわけで、というかそんなことを面白がってないで、エフェクターのコーナーでやる事になってるはずの「フェイザーに関する基礎資料作り」にとっとと取り掛かれって事ですね。

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 このページ3つめの音ファイルはMarshall MG30DFXのライン・アウトでK-4Lを鳴らした音。 27c.gif

 MG30DFXというのはどういう製品なのかよく知らないんですけど、デジタル・エフェクツを内蔵した小型サイズのお気楽な感じのもの。というか私は、Marshallそのものに対して全くの門外漢なので、これの音が「本格的なマーシャル・サウンド」なのかどうか等についても全くわかりません。真空管は入ってないような気がする。歪みはデジタルで作ってるのかな?まあぜんぜん興味がないんで、調べてもいないんですけど。

 ただこの機種はライン・アウトを持ってるので、テスコをガーガー歪ませた音を録っておくのには都合が良かろうという事で録音してみました。なんですけど、演奏がヘボ杉だから、それを誤魔化すためにドラムをドッカン☆ドッカン

■Marshall MG30DFXのライン・アウトをDAW用I/Oにプラグ・イン。
■全パートとも、アンプのチャンネルはOverdrive、エフェクトは無し。K-4Lの3点セレクタはSOLO。
■冒頭のリフの、PUポジションは4。アンプのGAIN=1.5/BASS=6/MID=7/TREBLE=4。
■次に出てくるパートのPUポジションは2+3。アンプのGAIN=3/BASS=7.5/MID=6/TREBLE=6。
■スライドはL/Rチャンネルに振り分けた2パートありますが設定はどちらも同じで、PUポジションは1。アンプのGAIN=7/BASS=6/MID=6/TREBLE=8。

■ベースはTeisco BS-101。
■ベースを鳴らしてるのはLine6 POD Farm。USB I/O(GX)のヘッドフォン・ジャックからの出力をDAW用I/O(MindPrint AN/DI PRO)にプラグ・インするという杜撰接続。
■POD Farmの設定は、アンプ=ベースマンで、キャビネット設定等はデフォ(だったと思う)。

 ドラムが「いかにも打ち込みぃ」なのとか、もうちょっとどうにかならんかとも思いますが、べつにいいですこんなもん。上モノの演奏がヘロヘロでも、ビートの縦線を太マジックでギュッギュと書き入れてやればなんとか誤魔化せる(ような気がする)という作例。

 せっかくマーシャルを使うんだから激歪みにさせたかったんですが、GAIN MAXだとブシューっと潰れるだけで、な感じにはならなかったです。アンプ側かギター側か、どちらの特性によるものかは分かりません。

 ベースの音はLine6のシミュレーション・ソフトを利用してます。POD Farmは去年(2009年)の夏に購入して、時たま鳴らして遊んでたんですが(というか付属ソフトのDAWの使い方を憶えるのが面倒で放置してた)、そろそろちゃんとした使い方を考えねば。今回は実に杜撰な接続法ですが、数ヶ月の内にはもう少しまともになるはず。

 このK-4Lの録音を行ったのは去年の暮れでした。しかしベース・パートを加えたのは今年の3月。数ヶ月間の間が空いてるのは、あまりの出来の悪さに気力を失っていたから(笑い
 当コーナーの音ファイルは「録りからミックスまでを数時間で終える」のが基本で、これは極力守らねばならぬと改めて思いますね。一旦間を置いてしまうと萎える→グズグズいじりだすというペースになり、無駄に時間を労する事となりますので。

(2010年03月頃録音)

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2009年11月01日

【お別れ録音】Firstman S2-C & Teisco EB-18

26.gif 26b.gif

Firstman S2-C
一応Firstmanブランドの製品ですが、Libertyブランドの同一製品も存在する(リットーのビザール本64頁に掲載)。このボディはテスコ倒産直前くらいの時期に松田龍童氏がデザインしたもののようにも思えます。典型的なクワガタ系ですね。
 テスコ絃楽器製品も60年代末になると、楽器としてかなり「まとも」になってきて、ネック周りは弾きやすいしボディはペナペナではない。3弦ずつスプリットされた小型シングルPUはTeisco SPECTRUM 2のものと似てるんですが、出力は充分ある(直流抵抗値はやや低めの4.4kΩ)。とにかく見た目が最高。

Teisco EB-18
60年代初期のテスコ製エレベ。たしかジャック・ブルースが使ってた事があるとかで、一部では評価が高い(のかも知れない)製品ですが、この個体は残念な事にネックが完全死亡。ハイ・ポジションが使えるところまで弦高を上げるとロー・ポジションでの弦高が2cmくらいになるって、一体どういう狂い方なのよ?しかしこのベース、音は良いです。使用する音域をロー・ポジション限定にするなら、なんとか実用可能なところまで弦高を下げられるので、サンプル・サウンドを残しておきました。

 Firstmanは歪ませた方が「さまになる」というか、もっと普通に「らしい音」に仕立てられるんですが、ここはあえて素の音で勝負だ↓

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D-4/PUポジションはリードがFでバッキングがR
■ベースはGuyatone zip 200Bのライン・アウト

 Firstmanは「弾きやすい」といっても、ネックは微妙に波打っていてロー・ポジションにバズの発生する個所があるし、指板材が痩せてポジション・マークが浮き上がってる個所があるしで、やっぱりそこら辺はアレなものなのではあります。

(2009年11月頃録音)

posted by ushigomepan at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 手放す機材の、お別れ記念録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

【お別れ録音】Samiel&Teiscoのガット・ギター&Roland SPACE ECHO RE-201

25.gif 25b.gif 25c.gif

Samiel
Firstman バロンと同じシェイプなんだけどブランドはSamielという謎製品。
Teiscoのガット・ギター
カワイ買収後の製品だと思う。
Roland SPACE ECHO RE-201
言わずと知れた大定番。

この3アイテム分のサンプル・サウンドを1ファイルの中にまとめた、というか無理矢理詰め込んでみました↓

なんか「盛り沢山」というより、段取りをハイハイこなしただけの無内容なものになってしまった。

録音時の設定は;
■バッキングのガット・ギター=AUDIX D-1→RE-201"Mode 5"→ラインアウトでDAWへ
■イントロのリード=SamielのRポジション→サンレコ連載記事の高野氏設計のプリアンプ→RE-201"Mode 1"
■B部分はSamielのFポジション→Danelectro CTO-1→RE-201"Mode 3"で、フィードバックさせながらD.TIMEを操作

 Samielは0フレット付きエレキなんですが、その0フレットが劣化して、1〜2弦の開放にシタールのようなビビリが付く、という状態の楽器だったんです。もちろん0フレットを打ち直す等のリペアをすれば、この症状は解消するんですけど、そういう手間を掛けて修理するよりも、そのシタール風の音色を生かす方向でサンプル・サウンドを作った方が「はるかに音楽的でクリエイティブな行為」ではないですかって、そんなわけないですか。修理するのが面倒くさいだけなんですどうもすみません。
 そんな劣化エレキをテープ・エコーと抱き合わせでおサイケ遊びってのは、それなりに良いお題だとは思うんですが、「シタールでサイケ」で唯一思い浮かぶのが「ノルウェイの森」っていうのもベタ杉でアレ。しかしこのコーナーは私一人の知恵と技術の範囲内で廻してるという限界もございます。1弦開放がビビるのですから、それに合わせて原曲からは移調してあります。Bセクションのブワブワも、なんか芸が無いよね。

 それとこの定番フレーズ、プリングで処理すべき所をピッキングしてしまうとびっくりするくらいダサくなるという発見があったのは大きな収穫、というより「穴があったら入りたい」くらいの醜態ですねこれはというか、だったらこんなもの公開しなけりゃいいのにって話しなんですけど、べつにいいです晒します。

3パート全てにRE-201を掛けると、流石にノイズ多すぎ。

Teiscoのガット・ギターはブリッジが剥がれかかってる屑だが一応演奏可能でしたよという以外、語るべき事は何もない物件。

(2009年09月頃録音)

posted by ushigomepan at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 手放す機材の、お別れ記念録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする