2010年03月03日

【お別れ録音】Firsrtman S2-A & electro-harmonix HOLYGRAIL reverb & Teisco BS-101

29.gif 29c.gif 29b.gif

 S2-AはFirsrtman最初期の製品、というよりテスコ絃楽器が持て余していた余剰在庫をFirsrtmanブランドで売り捌いたというにすぎない製品。しかし、この個体のPUはLIVERPOOL SPECIALに用いられてるのと同じものが載せられてるので、S2-Aの中でも比較的後期に製造されたものかも知れません。

 ボディは当コーナーに概出のNormaと同じもの(f孔の位置が違うだけ)。ネックも多分同じものなんですが、ネックまわりの状態はNormaよりも今回の個体の方がずっと良好だった。というわけで、クラシック曲をエレキで弾くののリベンジだ↓

■PUポジションはF。
■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはOFF/ロー・カットはOFF(M)。アンプとの距離は約50cm。スピーカーの中心をやや斜め上から狙う。
■エレハモの設定、リバーブ・タイプはhallでツマミはセンター。

■2010年03月頃録音

 リバーブをどばぁっと掛けてますが、これはエレハモ・HOLYGRAIL。生産中止になって以来中古価格が高騰してる人気商品。リバーブを深く掛けると演奏技術の未熟さがマスクされ、アラが目立たないからステキだ。風呂場で歌うと気分が良いのと同じ事ですね。
 ですので、比較的状態良好なFirsrtmanとしゃぶしゃぶリバーブの組合せなら、なんちゃってクラシックの録音はすーいすいだぜえ☆と思ったんですが、録音作業中というものは多かれ少なかれ耳がダンボになるものです。そういう耳で聞く演奏のアラというものは、やはりアラでしかないのであり、リバーブがたっぷり掛かってるアラというのは「リバーブまみれになったアラ」にすぎないのであり、だから結局いつも通りの細かい切り貼り作業で体裁を繕う必要があったですよ。
 しかしリバーブたっぷりのトラックを切り貼りするのは面倒なものです。ドライなトラックに比べ、編集の自由度が制限されてしまう。それでグズグズ作業してたら↑の録音を仕上げるのにえらい時間がかかってしまった。
だったらドライで録って後からリバーブを足すっていう、普通の作業手順にすりゃよかった。
やってる事がチグハグでござんすね。

 エレキのPU・フロント・ポジションというものは大抵、ハーモニクスをきれいに拾ってくれないものです。ですので7Fのハーモニクスを多用するこの曲を弾く場合は、リアかミックスを用いるべきなんですけど、Firsrtmanのこの楽器はフロントでもそこそこハーモニクスが鳴るので、今回の録音ではフロント・ポジションを用いました。リアでは音がカリカリすぎ、という事もありましたし。

テーマに入ってからの最初のメロディ音(1弦5FのA)には装飾音を付けるべきなんですけど(1Fからのグリスアップ)、Firsrtmanのこのネックではそれが非常に難しかったので省略。まあ「60年代日本製エレキとしては弾きやすい方」だといっても、普通(あるいは世界標準)な意味での「弾きやすい」ではない、という事です。

この曲は中間部の、長調に転調にしてからの方が難しい。私は弾けません(笑い)。ですので今回もフェードアウト。この部分は弦テンションが緩くネック幅の狭いエレキより、普通のクラシック・ギターの方が弾きやすいですみたいな言い訳も付け加えておきましょうか。

---------------------------------

お次は、ベースも加えた3パート・マルチで柳がどうとかこうとか

■ギター・アンプはYAMAHA YTA-25。
■マイクはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはON/ロー・カットはセンター(2段カット)。アンプとの距離は約10cm。スピーカーのほぼ真正面を狙う。
■バッキングのPUポジションはR。リードはF。
■バッキングにのみエレハモのリバーブ。リバーブ・タイプはspringでツマミは1時。

■ベースを鳴らしてるのはLine6 POD Farm。USB I/O(GX)のヘッドフォン・ジャックからの出力をDAW用I/O(MindPrint AN/DI PRO)にプラグ・インするという杜撰接続。
■POD Farmの設定は、アンプ=ベースマン/キャビネット設定のRoom=60%(遠め)/マイク=Tube47。

■2010年03月頃録音

 ベースのTeisco BS-101は、私は今までに3本くらい所有しましたが次々と手放し、手元に残った最後の1本も今回ついに放出。製造時期によってバージョン違いが何種類かあるBS-101のうち、この個体は最初期の仕様のものです。
 常識的な事を言うと、このベースに実用性はありません。だけど音は良い。個人的な好き嫌いで言ったら好きな楽器だし、(宅録用としてだけでも)実用化させ「常識を覆す・見返す」という事をしてみたい気持ちもあった。でもそれは断念しました。実用化が困難という事ではなく、ブリッジ交換・フレット交換・スポンジ・ミュート装着などの改造を施せば、わりと普通に使える状態にはなると思います。しかしそういう手間を掛けるより先に、他にもケアしないといけない楽器が家にはまだまだ沢山あるし、それほど改造を施さないでも実用品とする事の出来る人もいるかも知れないし、あるいはオリジナルの状態のままで壁掛けとして楽しみたい人もいるかも知れないし等々等々。

 この楽器を現状のままで使う場合、まず問題になるのが音程の悪さなんですけど、↑の録音では楽器全体をやや低めにチューニングし、押弦時は常にベンドあるいはビブラートを掛けるというやり方で、この問題の解消を試みてます。

解消を「試みた」だけで、実際はぜんぜん解消されてないかも知れませんけど

 しかしギターの方も、言っちゃなんですけどアレな代物ですから、ベースのアレとギターのアレがブレンドされ、絶妙な何かがなにしてると言えるのではなかろうか?というか古いジャズの録音の音程なんて概ねこんなもんだと思うみたいな開き直りで今回は了。

 ギターのコード弾きにエレハモ・HOLYGRAILのspringを掛けてます。このエフェクターの売りはspringだと思うのですが、こんな控えめというか半端な使い方の音しか残せなかったのはちょっと残念。定番のテケテケとかをやっても良かったんですが、そういうのはつべに沢山UPされてるんじゃないかと思います。

posted by ushigomepan at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 手放す機材の、お別れ記念録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

【お別れ録音】YAMAHA FG-130

28.gif 28b.gif

1972年6月発売/当時定価¥13,000-
総合板の廉価な小型フォーク・ギター。ヤマハらしく堅実かつ無難な造り。

 という以外、とくにコメントすべき事もないような製品なんですけど、状態良品ならぜんぜん普通に実用品になるものですし、それが数千円@ヤフオクで手にはいるならお買い得というか、値段相応の働きは期待して大丈夫なものだと思います。値段相応=数千円分って事ですが。

 ただ、私の入手した個体は残念な事に「ロッドがほとんど効かず&ブリッジ周辺の表板が持ち上がってる(ハラミ)」という状態で、つまり楽器としての寿命が尽きつつあるものでした。それでもコンパウンド弦を張ればネックは心持ち順反り程度に収まり、更にサドルを目一杯低く削り、そこそこ実用可能なセッティングにまで調整するする事が出来ました。

 ところで、私がコンパウンド弦というのを購入したのは今回が初めてです。ギターを弾いてウン十年の俺様がコンパウンド未経験だったとは驚くわ。しかしちょっと使ってみたところの感想を言うと、コンパウンド弦ってそれほど良いものとも思えませんでした。というか、鉄弦と比べ弦自体の持つエネルギーがあまり大きくないから(なのか?)、総単板の楽器でないとコンパウンド弦の良さは引き出せないような気がします。

 そうではなくて、合板アコギはボディが鳴れば鳴るほどベニヤー感が強調されて痛いのが弱点なのだから、むしろ鳴りが抑えられるコンパウンド弦の方が合板アコギには向いてるはずだ、とも考えられる。しかしそれは机上論というものか?ともかく合板アコギにコンパウンドを張った音はこんな感じ↓

■バッキング(アルペジオ)の収音はMXL600。
■リードはSENNHEISER MD 441U。ブリリアンスSWはOFF/ロー・カットはMax(S)。楽器との距離は約20cm。

■2010年03月頃録音

 今回の録音から、収音用マイクにSENNHEISER MD 441Uが加わりました。このマイクについてはいずれ別項を設けてコマゴマとなにする予定ですけど、とりあえずここでは、

★楽器との距離20cmでロー・カットMaxでこの音。すごく特徴のあるマイクですねというか癖が強いというか変わってるというか。ぶっちゃけ使いづらいというか使い方がよく分からないというか

という感想。いやこれは、どういう場面にどういう意図で使うべきものなのか、それが今のところサッパリ掴めてないだけで、実際はすごく良いマイクなんだとは思いますよ(たぶん)。

 バッキングはフィンガリング・ノイズを拾いすぎたのが失敗。マイクの立て方が下手くそ。そもそもMXL600というチョイスが間違いだと思われるかも知れませんが、今回はゼンハイザとの比較をしたかったのでこういう組合せにしたのです。そのうちゼンハイザの使い方が分かってくれば、バッキングもリードも両方ゼンハイザで、それぞれに最適の設定を選び2パートを録り分けられるようになる、んじゃないかと思いますというか、それが出来なければこのマイクを持ってる意味なんてありませんよね。

posted by ushigomepan at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 手放す機材の、お別れ記念録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする