2012年11月09日

【お別れ録音】Guyatone HG-4C & Teisco MODEL-NT

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 Teisco MODEL-NTは弦長520mmのショート・スケール。薄くて小さなボディの1PU、Toneツマミなしの1Vol.のみというシンプルな製品。このテの廉価版ラップ・スチールは種類がやたらとあるし中古の流通量もそれなりに多いしで、テスコ類としてはごくありふれた方の品物ですね。製造時期は1960年代初期だと思います。

 Guyatone HG-4Cもショート・スケール・モデルだけど、微妙に短い518mm。製造時期は50年代だと思います。50年代風流線型の優雅なボディにVol./Tone 2つのコントロールを備えた製品だから、当時のラインナップでは「中の上」くらいに位置するものと思います。
 しかしこのコントロール回路は不思議な配線がされていて、2つのツマミはどちらも、絞り切ると音量はゼロになります。とはいえ両方ともVol.なのではなく、片方は音色がコモりつつ音量が下がる。だからそちらがToneなんだろうけど、音色の変化がはっきり現れるところまで絞ると音量もかなり下がってしまい、だからこのツマミにはToneコントロールとしての実用性はありません。

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2012年10月31日

【お別れ録音】Teisco EG-K

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 セルロイド切り抜きのヘッド・ロゴや、その他のパーツの特徴から、おそらく1950年代に製造されたものであろうと推測されるラップ・スチール。PUカバーはEG-Rと同じですが、中身は全くの別物。
 EG-Rに載せられてるのは大型のマグネット・プレートを用いた古い設計の、ある意味とてもスチール・ギターっぽい仕様のPUですが、このEG-Kのマグネットは、エレキ用PUとしてごく当たり前の大きさです。
 その他、Toneの省略された1 Vol.のみのコントロールや、厚さの薄い軽量なボディなど、万事廉価な仕様でまとめられた製品です。

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2012年10月01日

【お別れ録音】Teisco DG-67

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 Teisco DG-67は1966年12月頃に発売開始されたモデル。その翌67年1月、テスコは倒産します。

 ボディは内部に空洞のあるホロウ構造(厚さはソリッド・エレキ並みの約38mm)。ボディ・エッヂはセル巻きされ、ジャーマン・カーヴが施されている。トレモロ・ユニットの設置位置は一段低く彫り下げられている。ネック材は漂白されたように白いメイプル。ハカランダかも知れないローズウッド指板もセル巻きされ、セルロイドのブロック・マーカーがインレイされる。ヘッドはローズウッドのツキ板で補強・装飾されている。

 こういった仕様ですから製造工程が多く、他のモデルと同じようにパカパカ量産するのは難しかったのではなかろうか?そして発売後間もなくテスコは倒産し、カワイの工場はこのモデルの生産を引き継がなかった(と思う)。そのためDG-67の生産数はかなり少なく、テスコの中でもレア度の高いモデルの一つとなっております。

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作例その1;

■アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1
■エフェクターなし/クリーン・トーン。

■DG-67は3パート。

PUポジションTone
L ch.FFull
CenterMixFull
R ch.R2くらい

■ベースはYAMAHA SB-800S
■コントロール設定は

F-VolR-VolTone
10010

ART DUAL MPM-AUDIO FireWire 410という接続で卓直。
■DUAL MPの設定は

INPUTOUTPUT 
3時半10時High Z Inputを使用

PUフェンスのネック側で弾いてます。


■ドラムの、スネアはKORG WAVEDRUM ORIENTAL
■その他のパーツは打ち込み。

■2012年7月13,14日/9月8,17日録音

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 DG-67は手間ひま掛けて作られたレア・モデル。しかしそのわりにはこれといった特徴のないエレキのようでもあります。だからなのか、中古市場での人気もそれほど高くないみたい。弾きやすさ的な事に関しても、せいぜいテスコ以上グレコ未満レベル。実際のところはテスコ並み。当コーナー的には、こういうエレキが一番扱いに困るというか、どういう題材と組み合わせたら良いか悩まされます。いろいろ考えるのも面倒なのでGiant StepsWG-2Lでナニしたネタを、多少改変したものを弾いてみました。

 演奏内容面については前回同様ダサいんで、とくに云々すべき事はありません。テーマ(1〜2 verse)を変拍子風にしたのが、前回からの改変ポイント。

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 長3度上への転調の連続を一塊りのユニットとして捉えられたら面白いかなと考え、こういう風にしてみたのですが、効果の有無は今のところよく分かりません。3 verse以降は普通に4拍子。7〜8 verseで再び変拍子にしてソロ・パートを弾いてますけど、これはちょっとないかなと思う。5〜6 verseのドミナント7を増5にしたのは前回同様。

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 録音日が7月13日から9月8、それと17日いう風に途中ずいぶん間が空いてるのは、ギターだけを最初に録って、後日ベースとドラムを入れたからです。今年2012年の夏、6〜8月頃に私は不要エレキの大放出を一気に行ったのですね。ノルマは週一本ペース。結果的には14本くらい売却出来て、部屋も広くなって気分爽快。放出作戦は大成功でしたけど、スケジュール的にはキツいものでした。
 お別れ録音に関しては、週一ペースで完成させてくなんて絶対無理。このコーナーを始めた当初の「ギター単体をちゃらーんと鳴らしてOK」みたいなスタイルなら苦労はないけど、現在はドラム、ベースその他のパートも加え、楽曲風の体裁を整える方針になってるし、更にここ数ヶ月は、
・テキトーなリフ・チューンとか、
・定番コード進行の上に捨てフレーズを並べただけとかではなく
なるたけ既成曲のカバーをしようとしてる。その際、選んだ曲が今までに自分がやった事の無いものだと、採譜&アレンジの手間も加わる。そういった作業を週一ペースで仕上げていくのは無理な相談で、だからこの夏に録ったものは、
・打ち込みでザックリしたカラオケを作って、
・手放すギターの音だけを入れて、
・残りパートは後日、少しずつ作り足す。
という段取りになり、そのため日程に大きな開きの生じてる次第です。

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作例その2;

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2012年09月07日

【お別れ録音】Guyatone HG-26A & Teisco EG-SW

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 Guyatone HG-26Aは1950年代、Teisco EG-SWは60年代の製品。両方とも廉価(初級者向け)のショート・スケール・ラップ・スチール。2本まとめてのサンプル・トラックです。

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2012年08月21日

【お別れ録音】Teisco EP-9

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 テスコのEP-9は、1964年頃に発売されたと思われる小型のシンライン・フルアコ(支柱あり)。1966年(ビートルズ来日)以降に発売されたテスコ製セミアコは全てボルト・オン・ネックで、トレモロ・ユニットと金属製ローラ・ブリッジを備えてますが、EP-9は、

・セット・ネック
・ヘッド裏にボリュートあり
・ブリッジは木製
・トレモロ・ユニットは無し

という仕様。66年以降のセミアコがGSブーム対応型なのだとすれば、EP-9は、それらとはずいぶん趣の異なる製品です。

弦長は628mm。ボディ全長は約98cmで、重量は約1.9kg。
総単板のクラシック・ギターが約1.7kg。合板のフォーク・ギターが約2.2kg。
だからシンライン・フルアコであるとはいえ、エレキで2kg以下っていうのは、どんだけ軽いのかという。ベニアを貼り合わせただけの、まるで強度補強されてないボディなのですね。非常に華奢な作りの楽器です。だから演奏する際も、思い切りガツガツ引き倒す的な扱い方は、自然と避けるようになってしまいます。

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2012年07月03日

【お別れ録音】Teisco WG-2Lの新旧2台まとめて

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 テスコのWGシリーズが発売開始されたのは1963年。68年版のカタログにも掲載されてます。その後の経緯は分かりませんが、少なくとも63〜68年の6年間は販売されたわけで、テスコの中では最もロングセラーな製品シリーズの一つです。

 もっとも、ロングセラーといっても、たったの6年間ですけどね。

・1963年とは、日本での輸出用安物エレキの大量生産が本格化し始めた年。
・1965年がエレキ・ブームのピーク。
・1966年にはビートルズ来日。
・1967年、テスコ倒産。
・1969年にはグヤトーンその他数社が連鎖的に倒産。

 この状況展開の早さが、実に泡沫的。だから60年代エレキ・ブームとは、ごく短期間の、よくありがちな、根の浅い流行にすぎなかったのであって、日本の社会や文化に与えた影響は限定的、つまり「社会現象」と呼ぶに値するほどの拡がりも重要性も無かったのではなかろうか?2012年現在で言うなら、例えばAKB48を芸能ジャーナリズムは国民的アイドル等と称する、そういったようなのと概ね同じ事ですね。

みたいな話しはさておいて、

 それなりにロングセラーなWGシリーズですから、6年間のうちにいろいろと仕様変更されました。↑の画像の、上段は発売開始当初のもの。下段は、この製品の最終形態で、66年以降の仕様。PU/トレモロ・ユニット/ヘッド形状がそれぞれ異なり、これはもはや別のモデルと言っていいくらいの変貌ぶりですが、そもそもテスコのエレキなんてものは、ちゃんと製品開発して設計された「楽器」なのではなく、エレキっぽい形に切り抜いたドブ板に金属部品をゴテゴテ盛り付けたガラクタに過ぎないのだから、パーツ類はその都度、手元にある調達容易なものをポイポイくっつけるだけで、そのためビミョーなバージョン違いが無闇と生み出されたりもする訳ですけれど、ともかくここでは、そのWG-2Lの新旧2台をひとまとめにした音ファイルを作ってみました。

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2012年06月15日

【お別れ録音】Teisco Vegas 66 & electro-harmonix the WORM

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1966年に発売されたテスコ製の大型フルアコ、ベガス。時期的にいって、これはビートルズ来日を意識した製品なんだと思います。
  Casino Vs Vegas
って事ですね。ボディ厚が約40mmのVegas 40と、約60mmのVegas 66の2種類があって、今回UPするのは66の方。

 トレモロ・ユニットは破損してたので、Burnsブランドのものに交換してあります。サーキットも、オリジナルのPUセレクタはプリセット・トーンが仕込まれてるロータリーSWだけど、それも破損してたので、普通のトグルSWに交換。V/Tノブも非オリジナル。

■バッキングは生音。
■収音マイクはRCA BK-5B。マイクプリはMindPrint AN/DI Pro
■距離は15cmくらい。高音弦側f孔を狙う感じ。

■リードは、YAMAHA YTA-25で鳴らしてAUDIX D1で収音。
■PUポジションはF。
■1st Verse(テーマ)は、トーン全開で指弾き。
 2nd Verseは、トーン半絞りでピック弾き。

■2012年3月3日録音

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 私はフィンガー・ピッカーなので、今まで当ブログにUPしたギターの音は全て指弾きですが、たまには気分を変えて、というか、

・Vegasを指弾きすると、チリチリ感が耳障りすぎるかも。
・しかしこのエレキでも、ファットでマロい、いわゆるジャズ・トーン風の音を出せないものか試したい。

という理由もあって、今回はピック弾きも混ぜてみました。使用したのは↓

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Jim DunlopのBig Stubby 3.0mm。買ったのは20年くらい前。滅多に使わないから、すり減らないし紛失しない。
 先端の尖った方ではなく、丸っこい角の方を使います。買ってきたままだとピックの周囲に成型時のバリが残ってるので、それは紙ヤスリで削り落とし、コンパウンドで磨き上げて使います。

・厚さ3ミリなので、全くシナりません。
・弦を弾く(ひく・はじく)というより、「押し込む」に近い感覚かも。
・あるいは「押し付ける」ような使い方。
・握り方が強すぎても弱すぎても、当たりノイズが出る。
・だからちょうど良い力加減で握る、ではなく、当たる瞬間だけピっと握って、スピードで振り抜く感じ。

と、こうやって書き出してみると、これは三味線のバチの扱い方と似てるように思えてくる。だから自分的には良いのかな?コード・ストロークには不向きですっていうところも、バチと一緒だ。とはいえ私がこれを買った20年前は、まだ三味線とかは全然関係なかったわけで、それでも今まで所持し続けてきたのはやはり、音色が好きだったからですね。ナイロン弦に用いるのもgood。

ちなみに弦は、ダダリオのハーフ・ラウンド、EHR320 009-042を張ってます。

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当ブログでエアジンをナニするのは3回目。今回の反省点は;
「半音下降3連続のII-V-Iを、ケーデンスとして扱う必要はない。なぜなら、転調してるわけじゃないから。」
というのを、今回のを録った後で気が付いた。うん、今頃になって気が付いた★

 転調してるわけじゃない、というのは、もちろんそうとも言い切れないのだけど、この部分にオルガン点を適用する、そういうアレンジも可能なわけですよ。グリーン・ドルフィン5M〜と同じ扱い。ただ、グリーン・ドルフィンとはサイズが違うので、実際は色々無理があろうけど、発想としてはそういう方向性。


作例その2;

■アンプはYAMAHA YTA-25、マイクはAUDIX D1
■PUポジションはMix(だったと思う)。

■バッキングのギターはYAMAHA SC-800。
■PUポジションはC+R(正相)。
■electro-harmonix the WORMを掛けてます。

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設定は;
MODE=PHASER
RAYE=8時/RANGE=9時
AUTO/MANUAL=AUTO

■ドラムは打ち込み。

■2011年11月6日+12月2日録音 続きを読む

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2012年04月21日

【お別れ録音】CLORSOUND SUPA TONEBENDER (Sound City Japan)

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 サウンド・シティ・ジャパン製のカラーサウンド・スーパー・トーンベンダー。一応、底面のラベルと中身の画像も載せておきましょうか。

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作例その1;

■ギターはリード/サイドともYAMAHA SG-1000
■アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1
■PUポジションは、リードがR/サイドがF。
■トーンベンダーの設定は、

 TONESUSTAIN
サイドセンター センター
リード2時 2時

■ベースはYAMAHA SB-800S
■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■コントロールの設定は、

F-VolR-VolTONE
フルフル半分

■ドラムは打ち込み

■2012年3月27日録音

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 ヤマハのSG-1000は、SC-7000のお別れページでエアジンを弾いた 、もとは青ペンキ塗りたくられの半ジャンク。改造ベース要員ではあるが、オリジナル状態の音もなるたけ沢山録っておくつもり……だったんだけど、我慢しきれずに早くも、小改造してしまいました。テールピースをバイブローラ--Vibrola--に交換。板バネ・アーム☆

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 見た目的には、違和感ありますでしょうか?自分的には、取り付けた当初は違和感ありまくりだったけど、今はもう目が慣れたせいか、とくにヘンだとも感じません。ちなみにV/Tノブはフェンダーのアンプ用だけど、これは仮置き。しかしこれも悪くないと思う。
 ヤマハSGのルックスには一種独特のキラキラ感があって、しかしそれは、なんか「あまりお金持ちじゃない人の成金趣味」のように思えてダサいから、私は全く別のものに作り替えてしまいたい。まあ、バブル期以前の、トヨタのクラウンが出世街道の到着点のシンボルだった時代の日本の産物と、そう思えば好感持てなくもないけど、私には私なりの趣味があるわけで。

 バイブローラは、すこぶる良いですよ☆☆☆☆☆←五つ星を付けてしまう程、良い☆
 ビグスビーよりも反応が敏感で、軽く触っただけでダウンする。握りの形状は、ワイヤー・アームのビグスビーの方が扱いやすいから、その点ビグスビーにもまだ一分の利はあるのだけど、それにしてもバイブローラは良いです。世間的な評判がよろしくないから今まで手を出さなかったんだけど、やっぱり自分で使ってみないと「自分にとっての」良し悪しというのは分からないものです。楽器の部品は、構造がシンプルな程良い。それが基本ですかねやっぱり。

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 演奏内容の方は、前回のエアジンと共通のダサさがあってアレだ。SGは、けして弾きにくいエレキじゃないんだけど、なぜかモタモタ感が出てしまうな。なんでかな?ともかく、オリジナルPUでの録音は今回で〆にして、改造に着手しようと思ってます。

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作例その2;

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2012年03月09日

【お別れ録音】BOSS SL-20 Slicer & HIWATT ECHO-THEREMIN

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 ボスの、わりと新型おもしろエフェクター"SL-20 Slicer"と、ずいぶん安いテルミン"HIWATT ECHO-THEREMIN"を用いた作例。それぞれの製品内容については下記リンク先を参照して下さい。

BOSS SL-20 Slicer
HIWATT ECHO-THEREMIN

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2011年11月27日

【お別れ録音】electro-harmonix mini Q-TRON

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(↑シールが貼られてるんだけど、なんか妙にハマってるのでそのまま撮影)

 このペダルに関しては、とくにくだくだしく述べるべき事は何もございません。使って安心の定番サウンド☆☆☆☆☆。筆者はエレハモ信者です。

 ただ自分的には、Q-TRONを使うならminiではなくフルの方がやっぱり良いかなと思ってしまったのでminiは売却。タッチ・ワウに物凄くこだわりがあるわけではない/時々ちょこっと使うだけという人なら、miniで充分かと思います。

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2011年09月09日

【お別れ録音】YAMAHA F100G

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 近年になって再評価され始めたヤマハのアンプ・Fシリーズ。発売開始されたのは1979年(たぶん)。ベース用Fシリーズは発売以来、一部の層(レゲエ系?)では人気継続してたともされるけど、ギター用の方は、90年代を待たずしてゴミ扱いになったように記憶しております。

 私は90年代の終わり頃、中野のリハスタ・リンキーディンクをよく利用していた一時期があったのですが、そこにボロボロのFが置かれてる部屋があって、
「うあぁ懐かしい」
と思ったものです。今もあるのかな?ちょっとは使ってみたのかも知れないけど、具体的な記憶は無し。接点不良やガリが多くて、使う気になれなかったんだったけかも。


 F100Gは100Wのヘッドで、つまり宅録豚である私にとっては無用の長物でしかないのだけど、「ライン録り」という用途になら利用価値があるかも知れない。それを検証するための作例を3つ。

■ギターはYAMAHA SJ-500(改)、PUポジションはフロント。

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■F100G → Line6 POD Farmのヘッドフォン・アウト → MOTU 828、という接続順

■F100Gのセッティングは
・TREBLE=8/MIDDLE=6.5/BASS=7
・BRIGHT SW=ON
・REVERB=8
・パライコはOFF

■Line6 POD Farmの設定は以下の画像の通り。

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■2011年6月9日録音


 ベンチャーズ「らしさ」の再現って、けっこう難しい事だと思うのですね(だから当ブログでは今まで一度もサーフ・インスト系のネタを扱ってないし、今後も取り上げる予定はありません)。なんちゃってテケテケなら、わりと誰でもすぐに出来る。しかしノーキー・エドワーズのカッコ良さをそっくりマネするのは難しい。

 ベンチャーズの楽曲やバンド・アレンジは完成度が高いと思うんですね。譬えて言うなら「プラモの名作キット」みたいなものかと。特別な技術が無い人でも説明書に従って作業を進めれば、概ねお手本通りの物が出来上がり、それで充分な満足感が得られる。しかし、その同じキットを技術のある人が手掛ければ、更に素晴らしく完成度の高いものに仕上げられるだけの可能性も秘められている。

なんちゃって。

 まあこれはあんまり上手い「譬え」でもありませんけど、誰もがエレキ初心者であった1960年代半ば、エレキ黎明期の日本人にとってのベンチャーズとは、エレキとはどういうもので、どういう風に使えばどういう結果が得られるかを啓蒙・宣伝しつつ、エレキ需要を喚起するという役割にうってつけの存在であったんじゃないかな、という事を言いたいわけです。

(近年、(株)タミヤが国外市場を開拓するため、経済成長著しい東南アジア地域へのプロモーションを積極的に仕掛けてるらしい。しかしかの地にはそもそもプラモ文化というものが存在してないので、まずはプラモとは何か?何がどう面白いのか?という次元の啓蒙から始めなくてはいけない。つい最近、Webのニュースでその活動の様子が紹介されていたんですが、内容的にかなりユニークなものだったから、ついこんな文章を書いてしまいました。)

 さて、ベンチャーズ「らしさ」を目指すには演奏技術面の他に、サウンドの再現という難関もある。ベンチャーズのエレキは低域が太い。だからミュート・グリス・ダウンが

デン☆デケデケデケ

と鳴るのであって、低域が不足してるベンチャーズ・コピーは、つまり「テケテケ」である。仮に、楽器やアンプの調整でベンチャーズらしい低域が再現出来たとしても、それを録音物の上に上手く再現出来るかというと、素人宅録の環境と技術ではそれも難しい。どんなソースであれ、エアー・マイクで太くて迫力のある低音域を拾うのは難しい事です。

 そこで今回の録音。F100G→POD Farmのキャビネット・シミュレーションという経路だと、マイクでは拾いづらい、良い感じの低域がわりと出てくれるのですね。なのでテケテケ弾いてみました。自分のいつものアンプ(YAMAHA YTA-25)では使いづらいスプリング・リバーブも、F100Gなら充分掛けられる、という事もあります。
 PODのヘッドフォン端子=ちゃちなアナログ・アウトからMOTUに入れてるために失われてしまった要素も多く、POD内部ではもう少し良い音で鳴ってました。ヘッド経由のライン録り、これはなかなか良いもののように思えます。


作例その2

■使用ギター/セッティングは作例1と同じ。

■ベースはYAMAHA BB-1200(フレット・レス改)

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■プリアンプART DUAL MPを介して卓直
■DUAL MPの設定はInput/Outputの両方とも11時 High Z Inputを使用
■DAWのEQはフラット

■ドラムは打ち込み

■2011年6月9日/7月23日録音

 ドラム/ベースを加えてバンド編成っぽくしてみた作例って事ですね。なんにせよ、ライン録りは手軽で良い


作例その3

■使用ギター/セッティングは作例1と同じ。

■ただし、リード・パートはギター側のトーンを全絞り。DAWのEQで88Hzを-6.4dBカット。

■バッキングのPUポジションはリアなんじゃないかという気もする。ていうかこれはリアの音ですよね。しかし記録(メモ書き)ではフロントという事になってる。ここら辺ちょっといいかげん。

■パーカッション(波音)は打ち込み

■2011年6月9日録音


 私のSJ-500(改)、現状ではトーン全絞り(目盛ゼロ)にすると音がモケすぎて使えず、目盛2くらい迄が限界なのに、今回のセッティングでは全絞りでも使える音が出ました。これもライン録りならではの効果なのでしょうか?あるいはF100Gの特性かも知れません。
 ピッキング・アタックのノイズが大きかったので(低域出過ぎ)、DAWでカットEQしてあります。

 SEの波音はリアルな海の音(自然音)ではなくて、音効パーカッションをサンプリングした打ち込み用音源です。けっこう本物っぽい音ですね。ついでなので、私が使ってるドラム打ち込み用の音源をここで紹介しておきます。

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Sampletank XL

私のDAW環境はほぼ全て、20世紀末〜今世紀の最初期に買い揃えた物ばかりで、その後更新されてません。このサンプラーも然り。当時は結構なお値段がしたんですけど、現在は無料版が配布されてます。トホホですわ。


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 今回の録音はPODのキャビネット・シミュレーションを介して、エアー・マイクで拾った風の作例ばかりになってしまいましたけど、私個人的にはそういう小細工無しの、もろ卓直のライン録りの音もけっこう好きです。ぺちゃっとしたヘナヘナな音。後期コーネル・デュプリーやアイズレー・ブラザーズ。ライン録りの音ならではのグルーヴというものがあると思うのですね。

 アイズレー・ブラザーズのはライン録りではなくアンプ使ってるかもですけど(ゼンハイザーのはんぺんをキャビネットの前に垂らすとあの音になるのかな?)。コーネル・デュプリーもライン録りじゃなくてアンプ使ってるのかも知れませんけど====もともとこの人の音はぺちゃっとヘナヘナなんで====

 それはともかく、音場の前面に厚かましく貼り付き、それでいて意外に邪魔な感じがしないカッティング。それがけっこうハマってるタイプの音楽ってありますよね。もしもう一度アンプ・ヘッドを手にする機会があったら、POD等を介さない卓直の録音も試してみたいものです。

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2011年08月22日

【お別れ録音】Teisco EG-R & Teisco May Queen

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 EG-Rは1950年代のテスコ製ラップ・スチール。ボディは漆塗り。ヘッドには天然貝が象嵌されている。綺麗に丁寧に作り上げられた、米兵さんのお土産用楽器。60年代中期のエレキ・ブーム以降に大量生産されるようになってからのテスコとは、商品としての性格を全く異にする製品です。スケールは518mm(戦前ショート/リッケンバッカー型)。

■リード/バッキングとも、ギター・アンプはYAMAHA YTA-25/マイクはAUDIX D1

■リード=Teisco EG-R

■バッキング=Teisco May Queen / PUポジションはリア

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■2011年6月14日録音 続きを読む

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