YAMAHA SB-800Sの、お別れ録音機種別まとめ記事です。
2011年5月に購入したYAMAHA SB-800S。それから丸3年目の2014年5月、これは手放す事にしました。
ヤマハのBBシリーズはフェンダーのプレシジョン・ベース系。SBシリーズはジャズ・ベース系。それで自分、フレットレスはプレベ系のBB-1200を持ってるから、フレッテッドはジャズベ系にしてみようと考えて買ったのがSB-800S。私の持ち物紹介ページにも書いた通り、入手時点でいろいろ不具合があったのを修理しながら使ってきたから愛着は多めだし、それにもともとSBは好きな機種だから手放したくない気持ちもあるのだけど、
・ジャズベ系は宅録用としての汎用性が高いかと思ってたが、(少なくともSB-800Sに関しては)そうでもなかった。
・自分の好きなジャンルやバンドで使われるベースはプレベである場合が多い。だからつまり自分はジャズベよりもプレベの音が好き(なのであろう)という事が、皮肉な事にこの3年間でますますはっきりしてきた。
・さらに、SB-800Sのネックは激太で重量も5kg超だからけっこう頑張って弾かなければな楽器なのだけど、自分の年齢が50 overする今後は体力的にちょっとこれ無理な感じがしてきた。
等々の理由から手放す事にしたのです。プレベの音が欲しければPUをプレベ型のに交換するのでも良いのかもだけど、そういう大改造をどうしても行わなくてはならない必要性は無い(どうしてもプレベの音が欲しいならプレベを買えばいいのである)。
いや、SB-800Sが自分にとってとても弾きやすい楽器だったなら無理改造であろうとも躊躇なく決行したのかもだけど、それは止しとこと思った。だからつまりSB-800Sは弾くのが大変。それが手放した一番の理由みたいですね……「みたいですね」というのはつまり、加齢に伴い体力も落ちて、以前は弾けたものも弾けなくなってきたのを認めたくない気持ちがあるからどーのこーの。ただまあ、自分の身の丈に合うのを使うのは道具選びの基本。使いこなせないのを抱え込んでてもしょうがない。
ともかくそいう事なので「さよならSB-800S特集」。今までにSB-800Sを使って録音したファイルを以下に一覧します。全部で10曲あります。
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■ボサノバというかジャズサンバ風というか。
自分的にはこれがSB-800Sの最も標準的な使い方。元記事はこちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
■ブリッジにミュートを挟んでモコモコ・トーン。
こういう用向きには明らかに不似合いでした。元記事はこちら
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■入手した直後の録音。
スラップしてます。音色の良し悪し的には、これが一番良い音だったかも。まあ今どきは流行らない、かなり古くさいタイプのスラップ音ですが。2011年にSB-800Sを入手した時点では自分も時々はスラップを用いるだろうと考えていた。しかしそれもその後の3年間で変化して、今はもうスラップしようなんて気はまるでない。この点もSB-800Sを手放す理由の一つではあります。元記事はこちら
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その他の作例;
2012年3月録音
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2012年4月録音
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2012年9月録音
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2012年9月録音
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2012年10月録音
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2013年9月録音
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2013年11月録音
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ちなみに、私が所有する他のベース、YAMAHA BB-1200(フレットレス改)、TEISCO TB-64とSB-800Sとで使用曲数を比べてみると、SB-800Sを入手した2011年5月以降、
・SB-800S=10曲
・BB-1200=8曲
・TB-64=3曲
でした。SBとBBとは概ね同じ使用率でしたけど、それはなるたけSB-800Sを使うようにしてたからで、曲のスタイルに合うかどうかを優先してたならBB-1200の方が多くなってたと思います。言い換えれば、ここ3年間はSB-800Sの「使いどころ」を見つけようとして、しかし結果的には不似合いな事をもしてしまい、いろいろ使ってみて分かったのは「SB-800Sに汎用性はない」。それで売却する事にしたのだから、これはつまり少々骨折り損な3年だった、という事になるかも知れません。なお、TB-64も既に手放す候補になってますし、今後は再びBBの出番が増えるのでありましょう。
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オマケの画像。売却に際しては可能な限りオリジナルに近い状態に戻しました。