2010年07月09日

長唄のカラオケ「吉原雀」(調子=四本)

(前略)
養老四年の末の秋
宇佐八幡の託宣にて
諸国に始まる放生会


浮寝の鳥にあらねども 今も恋しき一人住み
小夜の枕に片思い 可愛い心と汲みもせで
何ぢゃやら憎らしい

馴れし

廓の

袖の香に
見ぬようで見るようで 客は扇の垣根より
初心可愛ゆく前渡り

さあ来た また来た 障りじゃないか
又おさわりか
お腰の物も合点か それ編笠もそこに置け

二階座敷は右か左か
奥座敷でござりやす
はや盃持ってきた

とこへ静に おいでなさんしたかえ
という声にぞっとした

しんぞ貴様は寝ても覚めても忘られぬ
笑止気の毒 又かけさんす
何なあ かけるもんだえ

そうした黄菊と白菊の
同じ勤めのその中に
ほかの客衆は捨て小舟
流れもあえぬ紅葉葉の
目立つ芙蓉の分け隔て

ただ撫子と神掛けて
いつか廓を離れて紫苑

そうした心の鬼百合と
思えばおもうと気も石竹に

なるわいな

末は姫百合男郎花
その楽しみも薄紅葉
さりとはつれない胴欲と
垣根にまとう朝顔の
離れ難なき風情なり

この部分だけ調子三本です。ずっと前に録音して、WebにUpするのを忘れてたというか、こんなファイルがある事自体を忘れてた。せっかく見つけたのでUpしておきますけどヤァだのハァだのって掛け声もうるさいし、
そのうち時間が出来たら四本で録音し直します。

女郎の誠と玉子の四角 あれば晦日に月も出る
しょんがいな
玉子のよいほい ほいよいほいほいよいほい
玉子の四角 あれば晦日に月も出る
しょんがいな 一たきはお客かえ

君の寝姿窓から見れば 牡丹芍薬百合の花
しょんがいな
芍薬よいほい ほいよいほいほいよいほい
芍薬牡丹 牡丹芍薬百合の花
しょんがいな つけ差しは濃茶かえ

えヽ腹が立つやら憎いやら
どうしょうこうしょう 憎む鳥鐘

曉の明星が 西へちろり東へちろり
ちろりちろりとする時は
内の首尾は不首尾となって
親父は十面 嬶は五面
十面五面に睨み付けられ いなうよ

戻ろうよと 言うては小腰に取り付いて
ならぬぞよ いなしゃせぬ
この頃のしなし振り 憎いおさんがあるわいな

文の便りにな
今宵ごんすとその噂
いつの紋日も主さんの
野暮な事じゃが比翼紋
離れぬ仲じゃとしょんがえ
染まるえにしの面白や

posted by ushigomepan at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 長唄のカラオケ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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